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最短攻略するには?
・各科とのオーバーラップが多い
・全体的にとっつきずらくて面白くない印象だが、研修医以降の勉強をすると途端におもしろ科目に化ける
・「ビデオ講座」のみでもやっていけなくはないが、どうせ研修医になったら勉強するので、最初から少し背伸びすることをオススメする
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他の選択肢としては?
★特になし
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購入しなければ良かったリスト
・病気がみえる vol.6 免疫・膠原病・感染症: 鉄板だが、vol.6の必要性は低い
・できった内科学9 感染症:情報が古いところがある
・STEP内科〈2〉感染症・血液:情報が古め
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研修医以降を見据える人へ
冒頭にも記載したが、感染症/抗菌薬は研修医になったら必須の知識となる。最近の国試の傾向として、研修医になってからすぐに使える知識が重要視されつつあるため、感染症/抗菌薬の出題もそのように変容しつつある。つまり、早めに研修医向けの感染症/抗菌薬本に手を出しておくのがよい。結果、最短攻略となる。
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抗菌薬本のバイブルとなりつつある。国試から研修医への橋渡しを意識している本であり、これから学習を初めればまず間違いがない。これ以上分かりやすい抗菌薬本が出ることはおそらくない。必読。ちなみにだが、続編として「使いこなす抗菌薬」もある。こちらは実践的なもので、研修医になって経験をある程度積んでから読むことを薦める。
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こちらは古くから研修医の抗菌薬本の鉄板として知られる。ただ、上記と比べてしまうとやや見劣りする。ただ単に有名というだけで購入を焦らない方がよい。迷う人は直接書店に行き、実際に好みの方を選ぶとよいだろう。どちらから初めるにせよ、間違いということはない。
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こちらも有名な本。癖が強いところもあるが、一定のファンがつくのも頷ける。お勉強というよりも思考過程を学ぶような感じになるので、有名な人に教わりたい!という人にはいいかもしれない。ただ、ある程度臨床経験があることを前提に話をしているところもあるため、国試対策・研修医対策という面では上記2つに軍配が上がる。
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分厚い。研修医になりたて(モチベーションの高いとき)に勢いで購入してしまうが、一度冷静になった方がいい。99%の人は、辞書代わりにしか使わなくなる。間違いなく、持っている人のを借りればよいだけだと後悔するし、これで勉強するのは国試をハリソンで勉強するようなものだ。研修医の同期に全部読破した変態もいたが、「感染症」にステータスを振りすぎてしまい、他のことが全くできない身体になっていた。
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こちらは実践用となる。安いし、毎年改訂されているので、ポケット版を購入する人が多い。購入は研修医になってからでよい。学生のときに持っていても意味がない。「サンフォード」も同様である。
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