基礎医学を学ぶ前に

やる気スイッチを押すな

・医学部に入って、いよいよ医者への第一歩を踏み出す

・そのため、気合いを入れて難しい参考書をバンバン買って勉強する人が多い

・医学生の鏡だ。実に素晴らしい!

・だが・・・、ハッキリ言って時間の無駄でしかない

・どんなに賢い人であろうと、試験を通ったらその科目の知識は日に日に抜け落ちていく

・なぜなら、医学部では次から次へと新しいことを学ばなければならず、記憶のメモリーには限界があるからだ

・また、生化学、発生学、薬理学・・・こういった科目が互いにリンクするようになってくれば面白くなるのだが、残念ながら、初学者ではそこには到達しえない。臨床医学にも精通して、ようやくたどり着ける領域だからだ

・つまり、基礎医学だけ学んでいても面白くなくなるのだ

・最初のやる気はどこへやら、途中から、99%の医学生は試験を通ることだけに集中するようになる

基礎医学の鉄則

・医師国家試験の対策でも重要なのだが、医学部ではみんなと同じことをやるのが鉄則である

・そして、基礎医学については試験を通ることだけを考えておくのがである

・もちろん、独学でやりたいのなら止めはしない

・だが、上記は99%の人に当てはまることだということは忘れないで欲しい。自分が1%の人間に当てはまるかどうかを再度自問自答して欲しい

・例えば、自分は将来基礎医学に進みたいかも・・・と考えているのなら、やってみればいい。しかし、ここでその決心を揺るがされているようであれば、悪いことは言わない。やめたほうが良い

・本当に基礎医学へ進んで成功するような人間は、基礎医学のある分野が好きで好きでたまらない!!というような奴だ。普通の人間が美味しいものを食べたいと考えたり、旅行へ行きたいと考えている間に、基礎医学のことばかり考えているようならば、胸を張って1%に含まれていると思ってよいだろう

・さて、話を戻す

・そんな99%の医学生に必要なのは過去問対策

・もうこれに尽きると言ってよい

・+αするならば、その領域で鉄板と言われる教科書を購入すれことだ

間違っても、自分で選んで買おうとしてはいけない

・これは大幅な時間のロスにつながるし、留年コースへとご案内される

・各教科のおすすめ参考書については、それぞれの教科を参照して欲しい

例外もある

・ただし、1点だけ例外がある

・それは、USMLE(アメリカ医師国家試験)を取得しようと考えている人

・USMLEでは基礎医学は欠かせない領域となるし、点数が非常に重要になってくるので疎かにはできない

・もし、将来USMLEをとる可能性があるのであれば、基礎医学の成書は持っておいた方がいい

・1%に振り切れずとも、努力しようとする人間を管理人は応援したい

・なお、CBTや医師国家試験には全く影響しないので、凡人は安心して、試験通過だけを考えておけばよい

・「CBTでも基礎医学は出るぞ?」と思ったかもしれないが、それはCBTの勉強のときにやればいい。そんなに深いことはでないので、CBT対策の一環として、ちょいちょいとやれば大丈夫なのである

まとめ

基礎医学はどうせ忘れる!

過去問対策 + 鉄板の教科書で試験を乗り切ることだけを考えろ!

ただし、USMLEを受けようとするならば話は別である

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